なんやかんやと開発を進めていますが、開発を始める前に入念な設計図を用意することの重要さを実感する今日この頃です。
一応それなりに設計図は用意して挑んではいたのですが、進めてみると、「最初からこうしておけば良かった」「このやり方だから後々修正が必要になってしまった」・・・などと、日々発見(ショック)の連続です。
今回は、アプリの購入機能導入に向けてモック購入機能を勉強したので、備忘録としてあげます。こんな大事なとこ最初から考えとけよーって一人ツッコミ入れてます。。。
モック購入機能は、実際のアプリ内課金の処理を模倣する仮の機能です。
この機能を利用することで、アプリの開発やテスト段階でユーザーインターフェイスやフローの整合性を確認できます。
実際の課金システムが導入される前に、購入フローの設計やエラーハンドリング、ユーザー体験を詳細に調整するのに役立ちます。
モック購入機能の主な目的と利点:
- 開発の迅速化: 実際の課金処理の実装を待たずに、購入フローをテストし、調整することができます。
- フロントエンドの検証: ユーザーインターフェースが期待通りに動作するかを確認し、購入前後の画面遷移や表示内容を調整できます。
- エラーハンドリングの準備: 購入処理中に発生可能なエラーシナリオをシミュレートし、それに適切に対応するユーザーインターフェースを開発します。
実装例
import SwiftUI
// 購入管理を行うクラス
class PurchaseManager: ObservableObject {
@Published var isPurchased = false // 購入されたかどうかの状態
// モック購入処理
func mockPurchase() {
self.isPurchased = true // 購入状態をtrueに設定
}
}
// 購入画面のビュー
struct BuyView: View {
@StateObject var purchaseManager = PurchaseManager()
var body: some View {
VStack {
if purchaseManager.isPurchased {
Text("購入済みコンテンツです。お楽しみください。")
} else {
Button("購入する") {
purchaseManager.mockPurchase() // モック購入を実行
}
.padding()
.background(Color.blue) // ボタンのスタイル設定
.foregroundColor(.white)
.cornerRadius(10)
}
}
}
}
// プレビュープロバイダ
struct BuyView_Previews: PreviewProvider {
static var previews: some View {
BuyView()
}
}
このコードは、モック購入機能を含む簡単な購入画面を構築するものです。BuyView
内でボタンがクリックされると、PurchaseManager
のmockPurchase
メソッドが呼ばれ、購入状態が更新されます。これにより、購入済みのテキストが表示されるようになります。